2010.07.17
皇思(きみおも)や 愛凍(めとう)されたる 大蛙(おおかえる)
大正9年(1920年)、国の農商務省は米国産食用蛙の養殖を農家の副業にしようと、養殖試験を滋賀県水産試験場に託しました。
その結果、良好な試験成績が得られ、養殖する人がだんだん増えて、滋賀県は輸出冷凍食用蛙の主産地となりました。
この功績を裏面に書きとどめた碑が、昭和10年(1935年) 、当地に建てられました。
醒井養鱒場と食用蛙を結びつける資料はみつかっていませんが、昭和6年(1931年)に醒井養鱒場に整備された冷凍施設が食用蛙の冷凍保存に用いられたのではないかと思っています。